巻頭挨拶

 

 

北海道デイサービスセンター協議会 事業推進委員会では、多様化する諸課題へ

の対応とデイサービス事業の強化に向けた調査として、例年「北海道デイサービス

センター協議会簡易調査」に取り組んでおり、今年度については、会員共通の喫緊

課題である「新型コロナウイルスによる運営への影響」に関する調査を実施しまし

た。

調査内容については、新型コロナウイルスの感染対策状況、利用者状況、経営状

況をはじめ、ご利用者に不安なく安心して利用いただくための創意工夫による具体

的な取り組みなど全42項目にわたる調査としました。

 

調査にご協力頂きました道内121会員事業所の皆様におかれましては、コロナに

よる運営や経営に多大な影響が生じるなか、感染対策には細心の注意を払い3密を

避けたケアの工夫など多くの実践やご意見等をお寄せいただきましたこと、心より

お礼申し上げます。

 

デイサービスは生活上の介護を提供するだけではなく、一日の生活動作に必要な

個々に応じた機能訓練によって身体機能の維持を図るとともに、家族以外の交流機

会の創出により認知機能の維持にも大きな効果が期待されています。

感染不安による利用控え等によって、ご利用者の心身機能の低下が指摘される今

日、デイサービスは他のサービスに代替えできない役割と機能を有しており、コロ

ナ禍においてこそ、デイサービスの重要性がますます高まっているものと考えます。

 

本調査結果が会員事業所の皆様方にとってコロナ禍においてもご利用者ご家族の

期待に応えるサービス提供の取組みにお役に立ていただければ幸いかと存じます。

これからも事業推進委員会としましては、会員事業所の方により良い情報をお伝

えしていきますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

 

北海道デイサービスセンター協議会

副会長(事業推進委員会担当)藤江 紀彦